睡眠のお話~その(1)基礎編~
[2015.07.26]
太古の昔から生物にとって最もやっかいな問題は「食糧問題」でした。
食糧には限りがあり、動物たちにとって生きるためにはそれをどのように効率よく消費するかが大問題でした。
そこでエネルギー消費を節約するためには、先ずはからだの休息が、その後大脳の発達に伴って脳の休息が必要になってきました。
その名残が現在まで受け継がれているレム睡眠(=からだの休息)とノンレム睡眠(=大脳の休息)なのです。
ひとばんの睡眠のうちぐっすり眠るノンレム睡眠は前半に、後半には90分サイクルでレム睡眠がみられます。
これも外敵からとっさに身を守るための知恵ともいえます。
ノンレム睡眠障害の例としては、いわゆる夢遊病や幼児が眠りながら走り回ったりなどがあります。
これは目覚めのあとには記憶に残りません。
レム睡眠障害としては、夢をみながら暴力をふるったり、いわゆる金縛りなど。
これは夢として記憶に残っています。
では健康な睡眠のためにはどうすればよいか・・・次回のお話です。