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高齢者の熱中症

[2012.07.12]

今年の夏は特に無理な節電により、室内でも熱中症の危険性があります。とくに高齢者は体温調節機能が低下しているため、危険性が高くなります。

お年寄りは、
(1)暑さを感じる感覚が衰えている。
(2)汗のかき始めが遅い(時間がかかる)。
(3)汗の量が若者の半分(量が少ない)。

このような特徴があるため、汗をかきにくい→体温が下がりにくい→暑さで体温が上がりやすい→熱中症になりやすい→気がついた時には重症になっていることも。症状は、めまい、頭痛、吐き気、嘔吐、筋肉痛、筋硬直、虚脱感、さらに重症になると、意識障害、痙攣、高体温、となります。熱中症で救急車搬送された人の4割以上は高齢者との報告もあります。

こんな時には特に注意しましょう。
(1)感冒や下痢など最近体調を崩していた。
(2)暑さで食欲が低下し、体力が落ちていた。

このような時に「夏バテ」と思っていたところ、熱中症の始りの危険性があります。
対策は、
(1)室内の温度と湿度の調節。
(2)早めの水分補給(大量発汗の場合はOS-1など経口補水液が適切です。)
(3)何よりも日ごろから体調を整えておくことは言うまでもありません。

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