花粉食物アレルギー症候群
[2017.04.26]
2~3月のスギ花粉に続いて4~5月はヒノキ花粉の季節、その後はイネ科と続きますが、
花粉症にお悩みの方の中に、ある種の果物を食べるとアレルギー反応を起こす方がいらっしゃいます。
これは交差性感作といい、ある種の抗原に感作されると、それに似た別の抗原にも感作される事になり、
アレルギー反応が起こります。
症状は口唇、口腔粘膜や咽頭などに接触性皮膚炎を起こす結果、痒みやイガイガ感、
さらに進行すると蕁麻疹や喘息呼吸困難、低血圧まで起こり得ます。
果物では、リンゴ、洋ナシ、スイカ、メロン、ビワ、スモモ、ライチ、キウイ、マンゴー、アボガド、等など。
野菜では、ジャガイモ、ヤマイモ、ニンジン、トマト、セロリー、キュウリ、タマネギ、レタス、等など。
これらのアレルゲンは熱に弱いので、煮物にしたり、レンジで加熱するとよいでしょう。