腸管出血性大腸菌
[2011.07.18]
最近、日本国内やヨーロッパで食中毒の事件が発生し、多数の被害者がでました。代表的なものがO-157やO-111などで人間の腸管内でベロ毒素を産生し出血性の大腸炎を起こします。
症状は激しい腹痛、嘔吐、粘血便、さらには溶血性尿毒症症候群(HUS)を起こし死亡することもあります。もともとは動物の腸内に存在する大腸菌ですが、動物の外見からは保菌しているかどうかは判別できません。ユッケや生レバーなど食することは絶対にやめましょう。生肉の表面を削り取るトリミングなどでは病原菌を完全に取り除くことなどできません。カンピロバクター食中毒も生肉では危険です。
家庭では調理器具も常に清潔を心がけてください。食中毒予防の3原則は、「つけない」「ふやさない」「やっつける」です。