熱中症について
[2007.07.15]
夏もいよいよ本番。熱中症とは「環境の異常による体温と循環の障害」といえます。
炎天下の屋外でのスポーツや労働で発症することは知られていますが、曇り日でも湿度が高い時や、数日来体調がすぐれない場合なども要注意です。
屋内では、体育館や、家庭では閉め切った部屋(特に小児や老人では要注意)、またマイカー内は特に注意が必要です。
従来は、熱けいれん・熱疲労・熱射病などの名称で混乱していましたが、現在は「熱中症」で統一されています。
1度では、めまい、筋肉痛、筋肉の硬直など。木陰での安静と経口的水分補給が大切です。
2度になると、高度の体温上昇、嘔吐、集中力や判断力の低下など。輸液による十分な水分とナトリウムの補給が必要です。
3度では、意識障害やけいれん発作のため、緊急入院治療が必要になります。